環境パートナーシップエコサロン

パートナーシップについて

日時: 平成18年6月23日
話題提供・筆者: 小川 かおる 氏 (TEANET)

はじめに
 「来週のエコサロンの講師が都合つかないので・・・代わりに・・・?」というKさんの言葉に「はい! ただし、お客さん集めてね」という軽いノリで、6 月 23 日の環パのエコサロンに伺いました。
 私が気楽に引き受けた理由はお世話になっているということ以外に、実は別のところにありました。それは、エコサロンもそうですが、講師が一方的にお話する(知識伝達型)講座形式のものがあります。しかし、言葉の解釈はその人の経験と知識に依存しています。ある言葉を使ったとして、人それぞれの解釈があるわけです。そういう言葉の限界を超えて、理解しあうということはどういうことなのだろうか?と。私もよく「共有」という言葉を使いますが、言葉を共有すること、分かり合うための対話とはどうすれば可能なのでしょうか?
 2時間ほどの会話記録は膨大で(私自身がテープ起こしに取り組みましたが、時間的に断念)、今回の報告は、本題に入る前に盛り上がったことを、そのときの会話を中心に紹介します。
環境パートナーシップの水先案内人(これが本題なのですが・・・。)
K:環パちばの歴史を考えると、環パの前になにがあったのか? できた理由は? どういう経緯? 時間的に考えてみると、千葉県における行政と市民とのパートナーシップはどう進んできたのか? 環境シンポジウム千葉会議、エコメッセちば、ダイレクトリー(小川注;環境パートナーシップちば−つながれ ひろがれ−ダイレクトリー1997)をつくった。エコマインドにも、環境財団で小川さんはかかわっていた(小川注;環境財団にいたのは、1995〜1996 年度)。そういうあたりを伺いたい。どうして千葉県のパートナーシップがユニークに根付いてきているのだろうか?(この話の後に、二つの言葉の違いで盛り上がりました。大事な言葉については、意味を確認する作業が必要ですね。)
パートナーシップとコラボレーション
小川:私の問題意識としては、言葉は伝わらない、意味も認識も伝わらない、コミュニケーションといっているけど、言葉が伝わらないというのが基本的な認識。だから、知識を一方的に伝えるのではなくで、相手が発見するような仕掛けがすき・・・ただ、言葉と向き合わないといけないので、言葉を共有したい。
K:「言葉を共有する」とはそういう使い方は珍しい気がする。
A:言葉・・情報を共有する(横山)。体験を共有したいとかある。
K:伝わらないものを共有するというのはどういうこと?
小川:一種の共同作業と思う。
Y:ぐるぐる回っているのね。
小川:コラボレーションではなくて、こっちの字かな?今漢字がよくわからない。「協働」という漢字は、ある目的のもとに力をあわせる。ただ一緒にはこっちかな「共同?」。
K:コラボレーションはどっち?
小川:「協働」がコラボレーション、「共同」は一緒に作業をするだけ。
K:共同作業は一緒に作業をするだけで、ミッションが違っていてもよい。
小川:コラボレーションはミッションのもとに集まると思っている。
Y:コラボレーションはお互いの利益があるみたいな。
小川:新環境学という本(小川注;新環境学がわかる、AERA Mook、1999、長谷川公一 pp.50-54)、には、その人の意見ではあるけれども、パートナーシップは胡散くさい。使い古されていて、どちらかというと行政の手のひらの上で・・・とある。
小川:だから、パートナーシップという言葉をやめて、あるミッションのもとに、やりたい人が集まって、一緒に作業する、力をあわせるのがコラボレーションだといっている(小川注;長谷川によれば〔上記〕『コラボレーションとは、複数の主体が対等な資格で、具体的な課題達成のために行う、非制度的で限定的な協力関係ないし共同作業である。対等性、課題達成志向性、非制度性、限定性』。)
K:そうしたら、コラボレーションは限りなくパートナーシップに近い。これは意見が分かれる。それは、置いといて・・・
小川:こういう風に一つ一つの言葉を確認しながら、どこまで進めるのかをやってみたい(小川注;結局はパートナーシップとコラボレーションについては共有できませんでした)。
K:言葉を共有するというのはそういうことから。
小川:言葉の解釈というのはその人の経験と知識によって人それぞれなのだから、そこのところを共有しないと、次にすすまないのではないのか。これが私の課題。今日のエコサロンは共同責任なので・・少ない人数がちょうどよい。いい質問をお願いしたい。
K:こういう風にかかわってきて、最初はっきりしなかったけども、やっているうちにこういう方向が環境パートナーシップなんだとか、それは環境をよくすることとどういうつながり、環境パートナーシップがあることは、本当に環境にいい方向にいっているのか。という設問をおいて、それがイエスということになるのか?
Y:効果、評価? 方向性?
小川:私の一つの方向性は「協力」です。みんなで力をあわせる。なぜ千葉県でパートナーシップの実践ができたのか、これから時間にそって、皆さんの経験をあわせながら整理していきます。
 ということで、私がなぜ環境教育にはまったのかからお話をしました。この続きが本題なのですが、ここでも十分に字数オーバー。ご要望があればまたということで。ただ、この原稿を書こうとして思い出したことがあります。実は、私自身は環境パートナーシップちばの設立にほとんど関わっていないのです。ただ、設立のためのワークショップ(あるいは総会において)のファシリテーターを努めさせてもらったような記憶があるのですが(不確か)、そのときにもネットワークのためのネットワークは労多くして・・・という思いが抜け切れなかったことを思い出しました。何のためのネットワークなのかを明確にして、次につなげることが重要だと思います。

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