ESD実証事業報告ー5「打瀬中学校実証授業2日目」
2日目(3、4時間目)の報告です。
『公園・発見・ほっとけん』指導案
1.ねらい
・地域の公園の利用内容調査や公園の管理の背景を通して、公園の役割や地域の公園が抱えている課題を知り、その解決方法を考える。
・地域の公園に関わる人の姿を通じて、地域への社会参画への意欲を高める。また、地域の特色に合った理想の公園作りを考え自分たちにできる行動を起こすことで、地域社会に参画し地域の発展に努力しようとする態度を養う。
2.授業実施者
・進行 市野敬介 (幕張ベイタウンにエコパークをつくる会・ELCoの会)
・解説 布施泰男さん (幕張ベイタウンにエコパークをつくる会)
3.内容
時配 |
全体の動きと学習内容 |
指導上留意する点 (★:資料・備品) |
期待される児童の変容 |
【事前学習】以下のことについて、当日までにワークシートにメモして来るように指示する①ベイタウンにある公園の利用者は誰か?②ベイタウンにある公園の利用目的は何か? | ★ワークシート●家族や友人、地域の人などにも聞いて、できるだけ多く意見を挙げてくる。 | ||
5分 10分 5分 15分 5分 15分 |
【1時間目】■授業進行・解説者の自己紹介・ベイタウンとの関わりは?・エコパークの概略紹介■グループのアイスブレイク・「多答クイズ」公園にあるものとは?
→答えが重ならないものを挙げる ・班長1名、書記1名
■事前学習シートの内容確認 ・公園は誰が、どんな目的で利用しているか?
■ベイタウンのエコパークとは? ・布施さんから、ベイタウンのエコパーク について紹介する
■1日目のテーマ発表 ・「エコパークの魅力」 ・「エコパークの改善点」 を探して写真に撮ろう。
■移動 |
★アイスブレイクの進行スライド★「多答クイズ」ワークシート
・答えの枠は4つ
★スライド ●ベイタウンの中にある公園についてまとめたものを紹介
●「魅力」「改善点」の写真と、 一行説明を考える Facebookに投稿することを 説明
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20分 15分 10分 5分 |
【2時間目】■写真撮影・「エコパークの魅力」・「エコパークの改善点」以上をさがして写真に撮るよう指示■移動(学校に戻る)
■撮影した写真の選定 ・「エコパークの魅力」 ・「エコパークの改善点」 それぞれ1点、発表する内容と、 1行コメントを書いて提出する。
■翌日の課題の説明 ・「みんなが納得して使うことができる公園に するために、何をすればいいだろうか?」 |
★カメラ★カメラ付き情報機器
★ワークシート② 選んだ写真のファイル番号と コメントを書いて提出
●授業終了後、Facebookに、 写真を投稿しておく |
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10分 10分 30分 |
【3時間目】■写真発表の振り返り・各グループから厳選したものを紹介■エコパークの問題点・各グループの写真から見えた「問題点」・その他、布施さんから補足する
■公園の問題点を解決するプランを考えよう ・解決したい問題点を選ぶ ・解決するプランを考える ・プランのメリット・デメリットを考える ・発表できるようにまとめる →グループで考える |
★ワークシート ●解決したい問題点 ●プランとメリット・デメリットを考える ・デメリットを最小にするためには何が必要か? ★模造紙、付箋紙 ●それぞれの意見をまとめる |
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35分 10分 |
【4時間目】■公園の解決プランを発表しよう・誰のために・どんなことをするか・そのメリットは何か・デメリットは何か、その解決策は何か・質疑応答
→それぞれの発表に、布施さんからのコメント
■もっと多くのベイタウンの人に、エコパークの活動に参加しもらうためにどうすれば良いか? |
★ワークシート●模造紙を使って解決について考えたことも加えて、各グループが発表する |
3.準備物
□プロジェクター・スクリーン(or電子テレビ)
□カメラorカメラ付き携帯情報端末
□パソコン
□ワークシート
□黒板
□模造紙
□ポストイット
□プロッキー
3時間目
■写真発表の振り返り
・各グループから厳選したものを紹介(facebok)に掲載されたものが紹介され、共有した。
・菊の花、ミミズ、チョウ、等を揚げていた。
・ゴミ置き場、湿地など気になるところも掲載されていた。
■エコパークの問題点
・各グループの写真から見えた「問題点」について生徒が説明。
★自分とは違った視点や切り口に驚きの声があがります。「ゴミが落ちて汚い」「池がぬかるんで危ない」ことにを揚げていました。
・その他、布施さんが、問題点について説明をした。
★「打瀬には自然がない。一見汚い放ったままの枯草や一見危ない泥池は、ツバメが巣作りに使えるように実はわざと残している。」とコメントがあった。
■公園の問題点を解決するプランを考えよう
・「いいね」(ピンク色のポストイット)「うむむ」(青色のポストイット)を出し合い、「課題解決」(黄色のポストイット)についても、グループごとにワークショップした。
・その後グループごとに発表した。
■ワークショップで「もっと多くのベイタウンの人にエコパークの活動に参加してもらうために何をすれば良いか?公園の解決プランを発表しよう
★事実の二面性を踏まえ、最後は布施さんより「より多くの人にエコパークを使ってほしいがどうすればよいか困っている。」と子どもたちに相談です。
中学1年生にして、グループでのブレインストーミングも円滑に進みます。楽しく自然を学べるアイデアや、人を動かすために必要なことについて現実的な意見が堂々と発表されました。