「SDGs達成のためのESD担い手育成事業」について
NPO環パちばでは、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成を受けて「SDGs達成のためのESD担い手育成事業」を、3年間の事業として取り組みます。事業活動は ① ESD地域リーダー育成事業 ② SDGsを進めるプラットホームづくり ③情報の収集と発信 です。
① ESD地域リーダー育成事業の1年目は、環境省が全国から集めたESD環境教育モデルプログラムを基にして、分野(例:生物多様性保全、地球温暖化防止、循環型社会形成、大気・水・土壌環境保全)ごとに地域版を作成するOJT活動とします。対象は、環境学習をすでに実施している団体及び専門家になります。
② SDGsを進めるプラットホームづくりについては、市民団体・事業者・学校・行政・専門家にお集まりいただき、1年目にニーズや課題出しから始めて、2年目3年目で地域に出て、仕組みが形作られて行きます。
③ これらは、ニュースレターとして発信し、団体支援につながるようにしていきます。
この事業は、地球環境基金の助成を受けて実施しています。
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2018年度第2回・第3回 ESD地域リーダー育成講座
■日時と会場
【第2回】 2018年7月19日(木) 13:00~16:00 (船橋市勤労市民センター第二講習室)
【第3回】 2018年9月18日(火) 10:00~12:00 (千葉市民会館第5会議室)
■内 容
この事業は、地域リーダーが地域版ESDプログラムづくりをしながらお互いに育ち合う活動と、リーダーの活動を支えながら千葉県内にリーダーを増やしていく活動です。その柱は、3年間環境省が発表してきた「ESDモデルプログラム」を元にまずは、ESDプログラムを学び、リーダー自身が既にお持ちの環境学習プログラムをESDプログラムとして見直す作業の流れを1年間作っていくというものになります。
【第2回】 モデルプログラムをグループ「エネルギー・水・資源循環・生物多様性」ごとに地域版ESDプログラムにする ワークをしていただきました。
【第3回】 前回から2ヶ月の間にグループごとに集まったり、メールで意見交換しながら作成した地域版ESDプログラムを発表しあいました。
午後には、SDGsプラットホームを検討する、午前とは違った方々からご意見をいただき、地域で来年一緒にやりましょうとプラットホームメンバーからオファーをいただき、元気もいただきました。
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NPO環パちば パートナーズミーティング
SDGs達成のためのESD担い手育成事業スタートアップとして、『NPO環パちば パートナーズミーティング』を開催しました。
■ 日時:平成30年 6月 25日(月) 14:00〜16:00
■ 会場:きぼーる ビジネス支援センター15階多目的室 (千葉市)
■ プログラム
14:00 第一部開会
「SDGs達成のためのESD担い手育成事業の趣旨説明
特定非営利活動法人 環境パートナーシップちば
14:30 講演「SDGsとESDをよく理解するために」
講師 島田 幸子氏 (関東地方ESD活動支援センター、
関東地方環境パートナーシップオフィス(関東EPO))
15:30 「SDGs達成のためのESD担い手育成事業」を展開するための意見交換
ファシリテーター 石井 雅章氏 (神田外語大学)
16:00 第一部閉会
16:10 第二部 地域版ESDモデルプログラムづくり
第1回「ESDプログラムのつくり方」
講師 大塚 明氏(持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)理事)
16:50 質疑応答
17:10 分野ごとの自己紹介及び今後のプログラム作りについて
17:40 第二部閉会
■ 開催の趣旨
事業の背景に、環境保全活動の担い手不足があること、2030年までにSDGs達成のため課題解決に向けて、持続可能で多様な視点を取り入れたESD(Education for Sustainable Development)のプログラムも必要であることから、当会で3年間の事業として組みました。
このミーティングは、スタートにあたりSDGsとESDについて認識・情報を共有するために開催しました。
■ 内容
第一部の講演の島田氏は、SDGs(Sustainable Development Goals)について解説されました。
「SDGs」と「教育」について、教育はSDGsの目標4に位置付けられ、ESDは目標4の中のターゲット4.7に記載されている。教育が全てのSDGsの基礎であり、ESDをより一層推進することがSDGsの達成に直接、間接につながっていると述べられました。
意見交換では、石井ファシリテーターのもと、当会の事業に「ワクワクする」「モヤモヤする」のテーマで、グループごとに話し合い、全体で共有しました。
「ワクワクする」では、方向性が見つかるかも。新しいつながりができる。「モヤモヤする」では、今までと何が違う。マジックワードに振り回される等がありました。
第二部は、地域版ESDモデルプログラムづくりに関わる方を対象に開催しましたが、第一部の参加者で聞きたい方も、参加されました。
講師の大塚氏は、学校や地域でのESDの授業に取り組むために、ESDプログラム作りのポイントについて話されました。大塚氏は伊豆市立天城中学校校長の時に、生徒の自尊感情が特に低い!との課題から「もっと自分に自信を持ってほしい!」と他の先生たちとも共有しながら、ESDの視点を入れた取り組みをスタートされました。
ポイントは、各教科・道徳・特別活動との横断的なつながりの見直し、カリキュラムとしてESDカレンダーを作成し実施すること。目標は「21世紀を『生きる力』を身につける」。また、ESDの要素とESDで重視する能力、態度についても話されました。
講演を受けて、参加者がエネルギー、生物多様性、資源循環、水環境の4分野に分かれ、環境省が全国で展開したESDプログラムを見本に、ESDの視点を学ぶためのプログラムを探しました。
今後、ESD担い手育成事業、SDGsを進めるプラットホームづくりを展開します。
この事業の1年目は、地球環境基金の助成を受けました。
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